フレンチブルドッグは、非常に暑さに弱いそうです。従って、高温多湿な日本の夏には不向きな犬種だと云う事を、フレンチブルドッグを飼おうとする前に、きちんと考えておかなければいけません。そして、ブリーダーの方も、この犬を飼う為の正しい知識と、病気に掛り易いと云う特性を、きちんと飼い主に伝えて、最後まで飼う覚悟を説く必要があろうと思います。非常に人気の高い犬種だけに、ブリーダーの元には、きっとたくさん繁殖の依頼が届いているでしょう。が、自然交尾ができずに、出産も帝王切開しかないとなると、ブリーダーが全てのオファーに応えると云う事は難しいでしょう。ブリーダーに求められる役割は、このフレンチブルドッグと云う犬の事を、正しく理解して、正しい繁殖に繋げていくかが、ブリーダーとして最も最も大きいと思います。近年、繁殖数の急増と共にフレンチブルドッグの健康被害が顕著化しているそうです。興味深いデータがありました。2013年に英国で獣医にかかったフレンチ・ブルドッグ(総数2228頭)による統計では、なんと7割以上のフレンチブルドッグに、治療が必要な病気があったそうです。他の犬種の割合は3割未満だそうで、病気への罹患率が高いようです。フレンチブルドッグを飼うのなら、暑い日本の夏を快適に生活できる様に考えてあげる事が、飼い主に求められます。無秩序な繁殖は絶対にしない様、ブリーダーも肝に銘じて下さい。